【お悩み別】蒸しタオル・麦の温冷ピローでプチ不調を改善
寒くなってくるとコリや冷えなど、体の不調が出やすくなります。まずはからだを冷やさないよう普段の生活を見直すことも大切ですが、つらい部分や症状があれば、蒸しタオルやホットパックを使うのも効果的。ピンポイントで温めることができるので、不調の改善に役立ちます。
ただし、温め方には症状に合わせた「コツ」があるのをご存じでしたか?
今回は、お灸と養生の専門家である「お灸堂」鋤柄(すきから)先生がおすすめする温め方をご紹介します。クリッパンの麦の温冷ピローのような、電子レンジで温めるホットパックがあると便利ですが、ない場合は蒸しタオルでもOKです。
蒸しタオルの作り方
①濡らしたタオルをしっかり絞る。
②レンジで温める(600Wで1分が目安)。
③適温に冷ます(ヤケドに注意しながら手で触れるくらいの温度にします)。
これで、蒸しタオルが完成です。
それでは、症状別に温め方をみていきましょう。
【症状その1】目が疲れすぎ
パソコン作業などで目をものすごく使う方へ。
目を酷使したり、猫背で作業すると、後頭部の筋肉が固くなります(後頭部の髪の生え際あたりにある首筋のくぼみがふっくらはれていたら、目の疲れの頭コリです)。
目がしんどくなりがちなので、そんなときはコリのある後頭部に蒸しタオルを約10分間、当ててください。首はデリケートなので、力任せにもんだりするとしんどくなります。温めて緩めましょう。
【症状その2】鼻がグズグズ
鼻がぐずぐずしてしんどい方へ。
花粉症や風邪などで鼻水が出たり、詰まったりすると髪の生え際あたりがコリやすくなります。
そんなときは生え際に蒸しタオルを当ててみてください。 眉間からまっすぐ上がって髪の生え際を越えたあたりで、なでるとでこぼこしているところです(軽くおさえるとズーンとします)。この辺りを温めて緩めると、鼻が通りやすくなります。
【症状その3】足がダルダル
とにかく足がだるくなってしまった方へ。
遊びでも仕事でも疲れがたまると股関節、むこうずね、足裏あたりが固くなって動きが重たくなります。そんなときはおへその下に蒸しタオルを。おへその下が温まると、股関節や足元がゆるんで動きやすくなります。
【症状その4】 なんだかゾクゾク
なんだか急に背中がゾクゾクしてきた方へ。
急に冷え込んだりすると、背筋がゾクゾクしたり、急にやたら肩が凝ってきたりして風邪っぽくなることがあります。
そういう時には肩甲骨の少し上あたりを温めると、背中全体がホクホクと温まってきます。
いかがでしたか?
蒸しタオルは使い終わった後、肌に湿度が残るとひんやりしますが、水分をふき取れば大丈夫です。
温まったら呼吸も楽になり、体はほぐれ、お肌に赤みが出る、眠気がでる、目がすっきりするなどのサインが現れます。
冷えたりつらい部分を漠然と温めがちですが、温め方のコツを知って、症状改善に役立ててください。
<おすすめ>麦の温冷ピロー
服の上から、または布団の中でも使いたい場合などは、電子レンジであたためるホットパック「麦の温冷ピロー」が便利でおすすめです。
「麦の温冷ピロー」には、保温・保冷の効果がある小麦が使われています 。
電子レンジで温められた小麦は、熱をゆっくり放出しながらじっくりじんわり体を温め、リンパや血液の流れを良くして筋肉のコリをほぐします。
有機栽培のラベンダーも入っているので、香りによるリラックス効果も期待できます。
冷凍庫で冷やしても使えるので、暑い時の熱冷ましやリフレッシュにもぜひお使いください。
ご協力ありがとうございました
「お灸堂」について
今回ご協力いただいた「お灸堂」さんは、全国でも数少ないお灸専門の治療院です。 お灸専門治療院だからできる冷えや慢性的なお悩みに対する施術の他、東洋医学の啓蒙活動のためのセミナー、セルフケアのためのお灸レッスンなど幅広く活動されています。詳しくは「お灸堂」HPをご覧ください。
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