2月末日、ぎりぎりになりましたが、お雛様を飾りました。

娘はもう18歳。この春、高校を卒業する年になり、いつまでお雛様を飾ることができるのかなあと思うと、ちょっと寂しい気持ちになって、ここ数年飾らなくなっていたお雛様を出すことにしました。

蕾で買った桃の枝。2日ほどですぐにきれいな花を咲かせてくれました。


これはもともと、私の祖父が、姉と私のために買ってくれた7段飾りのお雛様。
娘が生まれ、以来私が引き継いだのですが、7段を骨組みから組み立てるのが結構大変なので、
今年はお内裏様とお雛様だけにさせてもらいました。
本来の完成形とは程遠い、シンプルな飾り付けになりましたが、子どもたちが大きくなった今の我が家にはこれぐらいさりげない方がちょうどいいかもしれません。


祖父から姉と私へ、そして私から娘へ。
健やかに育ってほしいという願いがこもったお雛様。
今年はもう飾らなくていいかな、と思ってましたが、飾ってみるといろいろな思い出が蘇ってきて、今年もこうしてひな祭りを迎えられることをうれしく思いました。

ひな祭り前日、「明日来られへんから1日早いけど~」と言いながら、近くに住む母が手作りのちらし寿司の入った木桶を両手で抱えて持ってきてくれました。
ここにも、健やかに育ってほしいと願い、私を大切に育ててくれた人がひとり。感謝。

今年も、みんな健やかで。

そして世界がどうか平和でありますように。

(文・ハト)



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