冬はウールブランケットをソファーに掛けておくのが我が家の定番。エアコンをつけていても足元が冷えるので、 ブランケットはソファーでくつろぐ時に手放せないアイテムです。膝に掛けたり包まったりして、暖かくして過ごしています。

クリッパンのウールブランケットは、 使い始めて今年で8年目になります。今回は、長く使い続けたからこそ気づいたことや、品質の変化、お手入れについてレポートしてみました。

ミナペルホネンのデザイン「house in the forest」。インテリアによく映えます。

使いはじめのころと8年後のブランケットの比較


ウール100%のブランケットは、使いはじめはどうしても遊び毛がでてきます。 はじめは遊び毛がよくフローリングに落ちていましたが、 気になったのは最初の1~2シーズンくらいだったと思います。

8年経った今は遊び毛も出なくなり、以前よりもずっと扱いやすくなった気がします。

使いはじめの頃。ふわふわとした毛があります。
8年目のブランケットの状態。すっかり毛が落ち着きました。
8年経っても現役。しっかりした織りと風合いです。

ウールブランケットのお手入れ事情


以前、「ウールブランケットのお手入れって、どうするのが良いんだろう?」と疑問に思い、クリッパンのペッテル社長にお会いした際にお手入れについて聞いたことがあったのですが、社長は「 はたいて干すだけ」と一言。 「洗濯はどうするんですか?」と聞いたら、「洗わないよ」とのこと。(え、それだけでいいの?)と思いましたが、実は羊毛にはラノリンという天然の保護成分があるから基本的に汚れにくいのだそう。むしろ洗わない方がウールの品質を保てるので、「はたいて干すだけ」で十分なのだそうです。

どうしても汚れが気になるときはドライクリーニングをすれば大丈夫です。

このことを忠実に守った結果、 8年経った今も気持ちよく使い続けることができています。

お手入れの基本は、はたいて干すだけ。


これまで何度か、セーターなどのウール製品を手洗いして縮ませてしまった苦い経験があるのですが、 「ウールにはラノリンという保護成分がある」ということを知ってからは、必要以上に洗濯する必要はないんだ、と気楽に考えられるようになりました。
ウールをどうしても洗いたい!でも品質が落ちるのは避けたい!という場合は、無理して自宅で洗わず、できるだけドライクリーニングを利用したほうがいいと思います。

※クリッパンウールブランケットの洗濯表示が変わりました


【KLIPPANウールブランケットのお手入れについて】 (KLIPPAN公式HP参考)
KLIPPANは、ウール製品の洗濯回数をできるだけ減らすことを推奨しています。
原毛の表面は、羊たちが寒さや汚れから身を守り、皮膚の健康を保つために分泌した「ラノリン」という皮脂でコーティングがされています。
ラノリンは、汗や汚れをはじき、ウール本来のふわふわで滑らかな肌触りを保つ役割を担っていますが、最初の洗浄工程だけでも20~30%が落ち、さらに紡績工程中の洗浄でも落ちていきます。洗う回数が増えるほどウールの良さが失われてしまうのです。
また水洗いは、ラノリンが減ってしまうでだけでなく、縮みや色落ちの原因にもなります。
ウール本来の良さを少しでも長く保ち、気持ちよくお使いいただくために、KLIPPANの2021AW以降のウールアイテムの洗濯表示は、水洗い不可・ドライクリーニングになりました。


クリッパンのブランケットは、決してお安くないですが、こうして長く愛用してきている今、改めてその品質と価値を十分に実感しています。

今回ご紹介したブランケット以外にも、サイズやデザイン展開がありますので、暮らしに合ったお気に入りのブランケットをぜひ見つけてみてください。

KLIPPAN(クリッパン)ウールブランケット、ストール


(文・ハト)

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