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写真の話だけど、すべてに通じる話

「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真(幡野広志)」を購入した。
きっかけは、これまでカメラについてきちんと習ったことがないまま自己流で撮影をしてきたけど、果たしてこれでいいのかと疑問に思っていたこと。あと、幡野さんの記事は何度か目にしたことがあるから、彼の視点では写真をどのように見ているのかが興味があったこと。とどめに、私の大好きなハナレグミが本の帯で紹介しているから間違いないと確信し、本を手にしてレジに向かった。

読みながら、「これって写真の話だけど、表現すべてに通じる話ではないかな」というのが私の印象。写真はもちろん、歌でも、絵でも、文章でも「方法にとらわれるのではなくて、どう伝えるか」が大事なんだと。カメラの機種は何がいいかとか、うまく見せるための型通りにするとか、手段にとらわれてそれが目的になっている間は伝わらない。自分が感じる伝えたい事、嬉しいこと、きれいだと思ったことを伝えるための手段がたまたま、カメラだったり、歌だったり、絵だったり、書くことだったりするだけなんじゃないかなって。
私もかつて、デザインで伝える仕事がしたいと、未経験でデザイン事務所に飛び込んだことがあった。伝えるためのツール(PhotoshopやIllustrator)の使い方を勉強しつつ、どうしたらうまくデザインができるんだろうと、伝える事よりもHOW TOの方に固執していた時期は確かにあったと思う。今の自分はどうだろうかと俯瞰しながら、いつだって目的を見失わないでいようと、改めて心にとどめておいた。




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