今回のタイへの旅には、フィルムカメラ(FUJIFILM NATURA CLASSICA)を持って行った。15年ほど前、まだ幼い子どもの何気ない日々やその時の空気感を残したくて、フィルムカメラにはまっていた時期があったが、スマホの性能があがるにつれ、いつの間にか使わなくなっていた。
今回はどうしても旅の記録をフィルムに残したくなって、久々にフィルムカメラを出して旅に持って行った。一眼レフと違ってめちゃくちゃ軽いから、旅にちょうどいい。


36枚撮りのフィルムを1本だけ持っていたので、1枚1枚が真剣勝負。わずかな望遠と、どんなふうに撮れたか現像するまで確認できないところなど(当たり前だが)、使えば使うほどスマホの便利さと機能性の高さを痛感した。不便と言えば不便だが、これはフィルムカメラしかできない体験。現像して仕上がりを見るまでのワクワク感も楽しみの一つだ。

フィルムカメラで撮影した風景


タイのカメラ屋さんへ

現像は日本でするつもりだったが、帰りの空港でのX線検査の不安もあり、ふと「タイでも現像できるんじゃないか」と思いついて調べたら、宿泊先から車で15分くらいのところに現像してくれるお店があった。店はとても小さく、しかしながらとても清潔感があり、受付の横には整然と中古カメラが並んでいた。店主のカメラ好きが伺えるような、好きがギュッと詰まっている空間。こういうお店は、とてもいい。親しみがわいてくる。

土足禁止。外で靴を脱ぐスタイル


現像&データ化をしたら、日本では考えられないほどの安さで驚いた。レシートを見ると「Film Never Die Film Forever」の文字が。店主のフィルムカメラ好きが伝わって思わず胸が熱くなった。

今や、フィルムカメラを使う人が少なくなったけど、チェンマイにもフィルムカメラを愛する人たち(まだ若いスタッフたち)がいる。言葉はうまく通じなかったけど、国や人種関係なく、好きなものを通して繋がれたような気がした。

便利さや高スペックだけではない、それぞれに魅力がある。ものさしを自分の心に置いて、自分にとって大切なものが何か、見失わない気持ちを持ち続けたい。






この記事を書いた人

 ハト(ハシュケ店長

仕入れから撮影、ショップづくり全般に携わる。自分をもてなしてくれる居心地の良い家づくりを心掛けている。猫とビールと岩盤浴好き。

お買いもの